東京とんかつ会議 第37回
永田町「永田町黒澤」の「ご奉仕ロースカツ定食1260円」
<肉3、衣3、油2、キャベツ3、ソース2、御飯2、新香2、味噌汁2、特記メンチカツ 20点(各項目3点満点、特記項目含め25点満点)>
豚しゃぶとそばの店である。昼のみとんかつをやっていて、そばは1階、とんかつは2階で食べられる。民芸調の広々とした店内は、昼時となればすぐ人も満席。大勢のサラリーマンが、とんかつを楽しんでいる。
鹿児島産六白黒豚が1260円で食べられるとは、まさにご奉仕。お値打であると期待を募らせていると、偶然、いや必然というか、山本益博さんと遭遇。久々の食べながらの会議となった。
「ご奉仕ロースカツ定食」の肉は、きめ細やかで甘みがあり、しなやか。品がありながらもコクのある肉を楽しめる。脂の溶け具合もいい。中粗の衣は薄茶色に揚げられ香ばしい。ただし、衣の油切れが悪く、やや舌に油感が残る。恐らく低温でじっくり揚げているのだろう。そのため肉には優しいのだが、最後の火加減が決まらず、油が衣に残る結果となってしまっているのが残念である。
一方分厚い「特上ロースカツ定食」(2480円肉質や部位ではなく、重量の違い)は、茶色の揚げ色で、サクッと油切れがよかった。
キャベツはみずみずしく甘い。香り高いソースもいい。ご飯も味噌汁も申し分なし。
またメンチカツは、豚の甘みに満ちてサクッと揚げられ、おいしい。これを定食につけると1560円。つけるしかないでしょ。
表